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2018-04-17

Vol.5 デザイナーが語る、枝がモチーフの影絵のような明かり”Rami(ラミ)”ストーリー

DI CLASSE(ディクラッセ)社長兼デザイナーの【Domei】が、デザインした照明1つ1つの誕生秘話やストーリーを語る「Domei’s Voice」
第5回目は、「枝」の影をデザインした照明「Rami(ラミ)」です。壁には森を想像させる影絵のような光と影が映し出されます。それでは語ってもらいましょう!

デザイナーが語る、枝の影絵のような明かりRamiストーリー

森羅万象、日本の文化をデザインに

森羅万象という考え方は日本独自の発想で、英語に訳し説明すると”Nature”との表現しか見当たらないのが現実です。
人間は自然界の一部であって中心ではない、自然に恩恵を受けている。なので、大切に使わせて戴く。日本の文化である考え方をデザインで表現できたら素晴らしいと思っています。
Nature di classe”をブランドにしたのはそういう意味で、葉っぱや木漏れ日のデザイン、雲のデザイン、オーロラをデザインしてきました。
そして次のモチーフに選んだのは「枝」で、このRami(ラミ)という商品です。

デザイナーが語る、枝の影絵のような明かりRamiストーリー

枝の「影」をデザインする照明

パリやロンドンなど、展示会で訪れた際に必ずあるものの写真を撮っています。それは「木の影」で、そこに美しさを感じるからです。木の影のシルエットには葉っぱと枝の形がみえるので、今回は枝に注目しました。(葉っぱの影をデザインした照明“Foresti シリーズ”に関してのブログはこちらをご覧ください)

デザイナーが語る、枝の影絵のような明かりRamiストーリー

枝をモチーフにしたデザインでは、枝の影に美しさを感じられるようにしながら、モダンな部屋にも取り入れやすい白を基調としました。点灯すると影絵のような枝が壁に映しだされます。映画のスクリーンのように横長の長方形に映し出すために、シェード上部や電球にもこだわりました。電球は下部がシルバーに塗装されているシルバーボール球を使用しています。

デザイナーが語る、枝の影絵のような明かりRamiストーリー

immケルン国際家具見本市に出展
パリやロンドンで考えた商品Ramiを、今年(2018年)1月にドイツーケルンimmに出展したのですが、そこでの出来事である個人の女性が、「この商品を愛してしまったので、どうしても売って欲しい!」と何度も何度も来てくれました。笑 デザイナーとしてなんとも嬉しいエピソードです。

デザイナーが語る、枝の影絵のような明かりRamiストーリー

今期新たにRamiの新シリーズを発表する予定です。大人のファンタジーを加えたデザイン。その時にまたご紹介させていただきたいと思います。
by Domei

今回紹介した照明:
Rami pendant lamp

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